プラスチックローゼットリング PP、PE、RPP、PVC、CPVC、PVDF

別名 テラー・ロゼット・リング または ロゼット・リングこのパッキンは1954年にA.J.テラーによって初めてデザインされた。大きなリングの中に12個以上の小さなループが配置された花のような構造が特徴です。この形状により、優れた液体分布と高い物質移動効率が保証されます。

構造と素材

材質はPP、PE、RPP、PVC、CPVC、PVDFなどがあり、それぞれ特定の温度や化学的環境に適している。使用温度範囲は通常60～150℃で、PVDFが最も高い耐性を持つ。

一般的な直径には、25mm、47mm、51mm、59mm、73mm、95mm、145mmがあり、それぞれリング数や性能プロファイルが異なる。

主な特徴

• 高い空隙率： 一般的に82-95%は、閉塞のリスクが低く、優れた流体流動性を確保します。
• 低圧力損失： 流線型のチャンネルは抵抗を減らし、エネルギーを節約する。
• 優れた気液接触： より多くの液体を保持し、物質移動の相互作用を長持ちさせる。
• 高い浸水ポイント： 高負荷条件下でも効率的な性能を発揮。
• 耐食性と軽量： 輸送、設置が容易で、耐薬品性に優れている。

代表的な仕様

モデル（D×H mm）	ループ回数	表面積 (m²/m³)	ボイド率（%）	個/m³（個	かさ密度 (kg/m³)	パッキングファクター (1/m)
25×9	5	≈195	≈82	170,000	~85	~488
47×19	9	≈185	≈88	32,500	~58	~271
59×19	12	≈150	≈92	17,500	~48	~213
95×37	18	≈94	≈92	3,900	~52	~129
145×48	20	≈65	≈95	1,100	~46	~76

アプリケーション

• ガス吸収、スクラビング、脱硫システム
• 精製塔、冷却塔、脱酸素装置などの気液接触塔
• 化学、石油精製、発電所、環境エンジニアリング産業で使用

利点 概要

• 高スループットと低エネルギー消費
• 強力な耐ファウリング性と耐詰まり性
• 過酷な環境に対応する耐腐食性オプション
• 軽量で設置が容易、コストパフォーマンスが高い

使用上の推奨事項

一般的な用途にはPPを、高温や腐食性の媒体にはPVDFを使用するなど、使用条件に応じて材質を選択する。表面積、圧力損失、塔容積のトレードオフに基づいてリングサイズを選択する。ヘビーデューティーな条件下では、ボイド率が高く、耐荷重性の高いリングを使用する。